こんにちは。Padauk Naviです。8月に入りまして、現地面接組の第一期生、9月には二期生が入国しました。現在、特定技能人材として外食業と介護の仕事で奮闘中です。今日は入国準備から入国、就業までの様子、パダウナビが実際にどのような支援をしているのかお伝えできたらと思います。
入国前の確認事項
借上住宅の準備。
日本側でCOEが交付され、ミャンマー側で労働局や日本大使館での手続きの進捗を見ながら入国時期については1ヶ月ほど前には企業様にお知らせしております。借上住宅のご用意をお願いいたします。地域によっては外国人が居住できる賃貸がまだまだ少ないところもあるようですので、事前にご確認いただけますと幸いです。最近は、スマートキー対応の賃貸も増えてきているようですので、アプリの準備や設定の方法なども事前に本人たちと確認していきます。
航空券の手配。
入国日が確定しましたら、航空券を手配します。ミャンマーからの入国の場合、企業様が費用を負担してくださっていることがほとんどだと思います。以前はヤンゴン→ハノイ→セントレアというルートが割と安く主流でありましたが、現在はその便の運行がなく、ほとんどの場合、タイ航空でバンコク乗り換えの便になることが多いです。費用としては6〜8万といったところでしょうか。LCCも多く運行はしておりますが、荷物の手数料が加算されたり、乗り換え回数が多くとても時間がかかったりしますので、結果タイ航空を手配させていただいています。
生活用品の買い出し。
特定技能の場合は実習生と違い入国後講習がありませんので、入国後すぐに一人で生活ができる状況をつくる必要があります。そのためにPadauk Naviではひとまず生活するために必要な備品を先に準備して本人たちへ渡すようにしています。ほとんどのものは100円ショップで揃いますが、口座開設に必要な印鑑、連絡手段として必須のSIMカードなども事前に準備します。
入社手続きについて。
企業様によってはいくつもの入社書類を入国後に記入する必要があると思います。事前に弊社に送付いただいて入国後、書類の内容や書き方についての説明対応をすることも可能です。また、給与振込みの指定口座がある場合も事前にお知らせください。
本人たちへの最終確認
初めて日本に来る方は特にお金の感覚が本当にわからない場合が多いです。ですので、特に費用については、入国前のZoomレッスンでも具体的に何にいくらかかるのか本人たちに説明するようにしています。上記3にかかる費用、就業開始日から最初のお給料をもらう日までどれくらいの時間があるかを説明し、日本に来てすぐにお金がなく困らないように指導しています。
そして、いよいよ入国です!
入国したら
タイ航空の場合、朝8時にセントレア着です。入国審査を終えると在留カードを受け取り、パスポートに指定書が付されます。10時頃に到着ゲート合流。そこからは大忙し。2日にかけて生活周りを整え、就業準備を始めます。
まずは転入届
空港からそのままの足で役所へ行き転入の手続きを行います。入社書類として住民票が必要な企業様もありますので、必ず取得するようにしています。
会社訪問と入居立ち会い
社宅の鍵の受け取りと企業様への挨拶を兼ねて、就業場所へお伺いします。外食業の方は実際に働く店舗でお昼を食べます。本人たちは長いフライトで疲れも見えるところではありますが、しっかりとこれから頑張る旨、ご挨拶させていただきます。そのあとはご用意いただいた社宅へ向かいます。初めての日本での生活。ゴミの出し方、出す場所、その他注意事項など、こちらも入国前のレッスンで伝えていますが、直接再度説明します。
銀行手続き
給与振込口座をつくりに行きます。企業様の指定口座、指定がない場合はゆうちょで作ることが多いです。というのも、本人たちがミャンマーへ送金するときはゆうちょのATMから送金カードを使ってすることも多いからです。最近はタブレットで情報入力することも多いですが、ミャンマーから来る方たちは若いですので慣れた手つきで入力していきますね。
生活用品買い足し
パダウナビが用意したものに加え、本人たちが必要と思うものを補足で買いにいきます。入国したばかりの方達にとっては何もかもが初めて。100円ショップに行くと「全部100円なんて最高〜!」といって喜んでいますね。基本的にみなさん自炊をしますのでお米がしばらく食べていける分の食料品も買い込みます。ずっと日本に来ることを望んていたみなさんの笑顔を見るとパダウナビとしてもとても嬉しく思いますし、全力でサポートしていこうと思えます。
電車通勤の方には定期券の購入、実際の乗り方も教えます。自転車通勤になる方は必ず出勤日までに1回は実際に自転車で職場まで行くように伝えています。今はなんでもGoogle先生が教えてくれますが、初日で遅刻なんて絶対してはいけない(初日でなくてもですが)ことなので、どれだけ疲れていてもそれも指導しています。
就業開始したら
入国から2日間かけて生活周りを整えたらいよいよ就業となります。初来日で、しかもミャンマーからの方たちは若い方が多いので仕事すら初めて経験する方も中にはいます。最初は本人たちも指導していただく日本人従業員の方も戸惑うことも多いかと思いますが、パダウナビは支援機関として企業様とも本人たちとも密に連絡をとりながらサポートさせていただきます。
10月以降は20名ほど入国予定の方が控えておりますので、その様子もまたお伝えできたらと思います。少しでもパダウナビの支援にご興味を持っていただけましたら、お気軽にお問いわせください。