特定技能介護の人材を採用したい!介護技能評価試験とは?難易度は?

647

Views:

この記事は新しくできた在留資格である特定技能で雇用を検討している企業様に向けた記事です。

特定技能「介護」は未経験でも試験さえ合格できれば介護施設で働くことができます。

なので本当に採用しても大丈夫か?活躍してくれるのか?

と不安に思われている採用担当の方も多いと思います。

どの程度の知識を持って働くことになるのか、どんなテキストで勉強をしているのか、

その辺りを詳しく書いていますので参考になさってください。

現在、介護施設で外国人が働くことは当たり前の時代になりました。

介護の在留資格を持っていたり、技能実習生として介護の仕事をしていたり、EPAに基づいて外国人介護福祉士の候補者として雇用されていたり、さまざまな在留資格があります。

その中でも新しい特定技能の在留資格は2019年よりスタートしたまだまだ新しい在留資格となります。

日本で長期間にわたって働きたい外国人の方はこの特定技能の資格を取得して介護施設で働こうとしています。

それでは資格取得にはどのような勉強をしているのか、難易度なども踏まえて解説していきます。

特定技能介護で就労するために必要な2つの試験

介護の分野における在留資格「特定技能1号」は下記に該当する外国籍の方が対象となります。

国内外で実施される

・技能試験(介護技能評価試験)

・日本語試験(国際交流基金日本語基礎テストまたは日本語能力試験N4以上)および介護日本語評価試験

に合格していること。

しかし下記に該当する方は技能試験と日本語試験は免除されます。

介護職種野田2号技能実習を良好に修了した方

介護福祉士養成施設を修了した方

EPA介護福祉士候補者として在留期間4年間を満了した方

・技能試験(介護技能評価試験)とは?

コンピューターベースドテスティング方式で行います。

テストセンターでパソコンを用いて問題に回答するものです。

毎月実施しています。

国内だけでなく、ベトナム、フィリピン、カンボジア、中国、インドネシア、タイ、ミャンマー、ネパール、モンゴルなど9カ国で実施されています。

試験の水準としては

じゃ以後職種。介護作業の第2号技能実習修了相当の水準である介護技能実習評価試験と同等の水準とされています。

(介護業務の基盤となる能力や考え方に基づき、利用者の心身の状況に応じた介護を自ら実施できるレベル)

試験時間60分

問題数45問

(学科試験:40問)

・介護の基本(10問)

・こころとからだのしくみ(6問)

・コミュニケーション技術(4問)

・生活支援技術(20問)

(実技試験:5問)

・生活支援技術(5問))

※合格基準:問題の総得点の60%以上

合否の基準は難易度の補正を行い決定される。

受験料:1000円

参照:https://www.mhlw.go.jp/content/12000000/000617575.pdf

サンプル問題:https://www.mhlw.go.jp/content/12000000/000503363.pdf

介護日本語評価試験とは?

コンピューターベースドテスティング方式で行います。

テストセンターでパソコンを用いて問題に回答するものです。

毎月実施しています。

国内だけでなく、ベトナム、フィリピン、カンボジア、中国、インドネシア、タイ、ミャンマー、ネパール、モンゴルなど9カ国で実施されています。

試験の水準としては

介護現場で介護業務に従事する上で支障のない程度の水準とされています。

試験問題30分

問題数15問

介護のことば(5問)

介護の会話・声かけ(5問)

介護の文書(5問)

※合格基準:問題の総得点の60%以上

合否の基準は難易度の補正を行い決定される。

受験料:1000円

サンプル問題:https://www.mhlw.go.jp/content/12000000/000503364.pdf

参照:https://www.mhlw.go.jp/content/12000000/000617576.pdf

介護技能評価試験・介護日本語評価試験の受験資格は?

17歳以上の方です。(ただしインドネシア国籍の方は18歳以上)

特定技能介護の試験の場所や日程について

厚生労働省のHPを参考にしてください。

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_000117702.html

2ヶ月後まで予約することが可能です。

もし試験に落ちてしまった場合は45日間は次の受験ができなくなってしまうので注意が必要です。

介護技能評価試験・介護日本語評価試験の申し込み手順

STEP1.プロメトリックIDの取得

STEP2.試験の予約をする

受験者情報・顔写真の登録

試験日時や会場、支払い方法の選択

STEP3.クレジットカードの情報を入力

STEP4.予約完了

受験票が表示されるので印刷して試験当日に持っていく

介護技能評価試験・介護日本語評価試験はどうやって勉強をしている?

厚生労働省より介護技能評価試験・介護日本語評価試験の学習用のテキストがウェブサイトより公開されています。

この学習用のテキストを用いて勉強をすれば問題なく試験に合格できます。

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28131.html

介護技能評価試験・介護日本語評価試験の合格率は?

2022年9月度の国内受験者の実績を下記に掲載します。

          受験者数   合格者数 合格率

介護技能評価試験   965   694人  71.9%

介護日本語評価試験  877   685人       78.1%

受験者数が約1000人に対して、合格率は7割程度です。

介護の技能実習生として日本へ来た方々はこの試験を受けずとも特定技能として介護の仕事をすることができます。

よってこの試験を受ける方の多くが技能実習生の時には他分野の仕事をしていた方です。

例えば部品を作る製造業や食品の製造などの業務を行なっていた方だと思われます。

まとめ

現在介護の仕事は外国人の方々にとって人気の職業の1つです。

理由の1つに日本で長く働きたいというものがあります。

現在介護以外の仕事では日本に永住することができません。(特定技能2号がある建設、造船以外)

介護の仕事をして、介護福祉士の資格を取ることができれば、日本に永住することが可能となります。

よって多くの外国人の方々が介護職でスキルを身につけようとしています。

今後も介護を希望する外国人の方々が増えてくるでしょう。

パダウナビでは特定技能「介護」を取得した外国人の方の紹介、そして支援まで行なっております。

特定技能介護の人材採用をご検討の企業様は下記よりご相談ください。